Crop blog

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夏休みが終わり

まだまだ暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

クロップハウスは、今週はじめより、子ども達の幼稚園と学校が始まりました。

夏休み最終週は、御蔵島へ行くことができました。

みんなが大好きな島で、とても特別な時間を過ごさせていただきました。

24時間寝食を共にする御蔵島での時間は、スタッフと子ども達の距離がグッと縮まり、それぞれの子どものタイミングで、心の中で感じていることが溢れ出してきます。

来春、中学校3年生のふたりは、いよいよ高校入学。

小学校6年生は、中学校入学。

そして、幼稚園児は、小学校入学です。

秋からは、これらに向けた準備が本格的になります。

特に、中3のふたりは実質的な進学の準備に加え、自分と向き合い、自分を見つめる時間が必要となってきています。

理想の未来と、目の前の現実。

その道のりをどう繋いでいくのか。

ぼんやりとした自分像としっかりと向き合い、自分の得意と苦手を知っていく。

この自分自身を見つめる作業は、子ども達にとって、時に痛みと混乱を伴います。

そして、高校進学ということはクロップハウスを巣立って行く未来が、刻々と近づいて来ているということでもあります。

進路決定を迎えた、この時期。子ども達の心が揺れ動きます。

人生の中で、自分自身と対話するとても大切な時間だだと捉えて、スタッフは彼らと共に過ごしています。

CROP HOUSE で生活する子ども達は、過酷な生育歴があり、それぞれに「生きづらさ」を抱えています。

彼らが生きていく上で、困難を抱えていることは確かです。

しかし、彼らはそれぞれに光り輝くものを持っています。

御蔵島では、大自然のパワーに包み込まれ、そんなひとりひとりの輝きが、より光を放ちます。

心の喜びが溢れ出すような笑顔になります。

この夏の素敵な時間を体内に刻み、日常に戻ってきました。

ひとりひとりの子ども達と、これからも丁寧に、「今」という時を刻んでいきたいです。

今年もこうして御蔵島に行けたことに、心より感謝です。

まき